P3C 体験搭乗

 

2003年6月29日

03年6月29日。海上自衛隊の対潜哨戒機P3Cに体験搭乗してきました。これは当初28日に予定されていたのですが天候の関係でこの日に順延されたものです。

当日朝、天気予報は曇りのち晴れ。まずは福井地連に集合しマイクロバスに乗って小松基地へ。基地に到着し空輸待合室でブリーフィング開始(と言ってもP3Cの機体の説明や搭乗に関する注意事項ですが)。途中で窓の外からF15のアフターバーナー離陸の爆音が。どうやらスクランブルのようです。日曜なのでF15は見れないと諦めていたのですが、もしかしたら戻ってきた時に降りか転がりが撮れるかもと期待が。。
今回は2回に分けてフライトということで僕は2回目のフライトに搭乗することになりました。1回目のフライトの時間にタワー横のデッキ屋上で基地の概要などの説明を聞いていると2機のF15が降りてきました。これはスクランブルの先行であがった機体で合計4機があがっていたそうです。今回は24-120ズームと300mmしか持っていかなかったのですが念のため2倍テレコンをバックの中に入れておいて正解でした。ちなみにブリーフィングで万が一のトラブルで着水した時には小松の救難隊がヘリで救助にくると言われましたが、救難格の前にだされてたU125Aを見てちょっと安心。(笑)

  

さていよいよ僕の搭乗する番です。小松に着いたときには雲っていた空も青空がのぞいてきました。一列に整列して搭乗。機体後部に格納されているタラップは幅も狭く傾斜も急なものでした。機内に入り前へ前へ、そのままコクピットへ。
ランプアウトしタキシングしながら2番エンジン1番エンジンを始動していきます。本日のランウェイは24。コクピット内のスピーカーからタワーからの離陸許可が聞こえいよいよテイクオフ。ジェット旅客機のような加速感を感じることなくフワリと宙に浮きました。
離陸後は洋上へぬけ、そのまま南下するとあっという間に前方に雄島が見えてきました。そして左手に東尋坊を見ながらライトターン。そのまま少し沖のほうを飛び小松沖に戻ってきました。小松のランウェイが見えてきてもう終わりかと思ったらオーバーヘッドアプローチのサービス付き。僕たちが降りたのと同じ頃、あとからあがったF15も戻ってきました。(残念ながら写真は撮れず)

   

体験搭乗のあと、小松基地側の好意で1格の中を見学させてもらえることになり、303飛行隊のF15を至近距離でたっぷりと堪能してきました。
お昼ごろに小松基地を離れ福井に戻ってきて終了。はじめはP3Cに乗れるだけと思っていたのにいろいろなオプションが付き、本当に楽しい体験搭乗となりました。休日にもかかわらずお世話になった関係者の方々、特に、いろいろと気をつかってくださた福井地連の皆様、本当にありがとうございました。